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ノイラミニダーゼ阻害薬とは?

インフルエンザにはA型とB型・C型があります。
特に大流行するのはA型のインフルエンザです。
これはインフルエンザのウイルスの種類がいくつかある事とその種類が変異して新しい形を作る事が原因となっています。
またウイルスの増殖の速度がはやい事も要因の一つです。
そのためインフルエンザの潜伏期間は他のウイルス性疾患に比べて短く、一般的に1~2日と言われています。

インフルエンザウイルスはヘマグルチニン、ノイラミニダーゼと呼ばれる2つの表面抗原と言われるたんぱく質組織を持っています。
抗インフルエンザ薬と言われるものにタミフルやリレンザなどいくつかの薬がありますが、これらはこのノイラミニダーゼ阻害薬と言われ、ノイラミニダーゼの働きを抑制するのです。
それによりウイルスが細胞から放出されるのを防止するため、ウイルスの増殖するのが抑えられます。
そして症状の緩和や感染の防止が出来るのです。

しかし潜伏期間を含めてここまで増えてきたウイルスを減らすわけではありません。
すでに体内にあるウイルスに対しては自己治癒力によって減らしていくことになります。

またノイラミニダーゼ阻害薬は予防にも使う場合があります。
家族などがインフルエンザにかかった場合に予防として使われます。
これはまだ感染初期段階で潜伏期間ではあるがウイルスが増え始めているであろうと医者より診断された場合に使用できます。
発病している人と潜伏期間の人では使う量や使い方・使用日数に違いがありますので、医師の指示通りの使い方をすることが必要です。

このようにインフルエンザの特効薬と思われているノイラミニダーゼ阻害薬ですが、実は感染前や感染初期の使用により感染予防に効果があるのです。

脅威のインフルの増殖スピード

38度以上の高熱や吐き気、全身の倦怠感など、風邪のような症状が現れるインフルエンザですが、衛生環境の優れた国である日本においても毎年のように猛威をふるっており、高齢者や乳児を中心に死者も出るような状況になっています。
インフルエンザはウイルスの作用によってもたらされる病気です。人の移動がスムーズになった現代では、ウイルスの拡散スピードも昔とは比べようもないほど早くなっていて、一度流行が始まると、あっという間に感染が広がってしまいます。ウイルスに感染してから症状が現れるまでの潜伏期間は、通常では1,2日といわれていますが、長い場合は1週間ほどの潜伏期間を経てから発症することもあります。したがって潜伏期間により今のところは症状が現れていない人でも、すでにウイルスには感染していますので、その人を介してインフルエンザウイルスが拡散してしまうこともあるのです。
またインフルエンザはウイルスの増殖スピードも驚異的です。一つのウイルスでも、24時間経過すれば100万個以上になってしまうといわれており、症状を抑えるためにはこのウイルスの増殖を一刻でも早く止めることが非常に重要になるのです。インフルエンザの治療薬として知られているタミフルなどは、このウイルスの増殖を抑えることを目的とした医薬品です。しかし上記に記したようにインフルエンザウイルスは短時間で急激に増殖します。タミフルなどはウイルスの増殖を抑えるだけで、ウイルスそのものを撲滅することはできません。ですから増殖してしまう前に服用しなければならず、そのため発症から少なくとも24時間以内には服用するように注意が喚起されているのです。また最近はこれらの薬を予防的に服用することで、インフルエンザのリスクを低下させようという動きも活発です。

インフル潜伏期間中の感染力

インフルエンザのウイルスというのは、冬場の低温の時期に低湿度のところで広まりやすいウイルスになります。空気中に浮遊しているウイルスやくしゃみや咳などによる飛沫感染により、かかる病気であるので、予防をしていくことが必要になります。
一番よいのが、ワクチンの予防接種であり、費用はかかりますが、罹ったときの症状やまわりへの影響力を考えると受けておきたいものです。また、うがいや手洗い、マスクの着用などによっても、かなり予防することができるものになります。
しかし、それでも家族や友人などがインフルエンザになってしまうと、感染してしまうこともあります。知らない間に罹っていても潜伏期間があって、症状が特にあらわれないことが多いため、気付かぬうちにまわりのいろいろな人に広めていることもあるのです。その感染力というのは、驚異的であり、とても強いものです。症状があらわれない潜伏期間であってもウイルスを持っていれば、ほかの人にうつしてしまうものなのです。ですから、注意が必要です。
インフルエンザになると、普通の風邪とは異なり、とても症状が重くなります。潜伏期間後に38℃以上の高熱が出たり、筋肉痛や関節痛、倦怠感などに襲われ、信じられないくらいの大変な経験をすることになります。ですから、感染者との接触があったり、疑わしいときには医療機関に行って、検査を受けるようにしたいものです。
インフルエンザは、型によっても症状の出方が異なるのですが、酷いときには死に至ることもあるので、自分が罹らないようにすることと、人にうつさないようにするためにも、常に配慮していく必要があるでしょう。特に、抵抗力のない高齢者や乳幼児には注意しましょう。